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医院における成果配分賞与

賞与の支給日が近づいています。院長は賞与シミュレーションが順調に進んでいるでしょうか。

私はこの時期になると、賞与のシミュレーション相談メールが多くなります。どの院長も現状の収支から賞与原資を考えるからです。

医院における成果配分賞与を考える際は、利益における賞与の割合を前年・前々年と2~3年遡ってシミュレーションする必要があります。

3年分の収支データで賞与の割合(%)がある程度一定であれば、自信を持って成果配分の原資として提示できます。

成果配分を考える院長が増えておりますので、一度シミュレーションしてみてはいかがでしょうか。

賞与配分の原資総額が計算できれば、毎年一定の割合で賞与総額が決定しますので、院長としても安心して賞与支給を進めることが出来ます。

 

下記の事例から説明させて頂きますと

1.4~9月の収入と材料技工費と固定費と利益を提示します。

収入4,156万円 - 材料費1,030万円 - 固定費2,226万円 = 利益900万円

 

2.過去の収支データから半期利益から賞与の割合を決定します。今回は10%で計算します。

利益900万円 ×10% = 90万円 (成果配分賞与額)

 

3.成果配分賞与額が決定すれば、人事評価等でスタッフ個人評価し、各スタッフの配分割合を決定します。

スタッフA ポイント合計110点 配分割合33.33% 配分賞与額300,000円

スタッフB ポイント合計110点 配分割合33.33% 配分賞与額300,000円

スタッフC ポイント合計 50点 配分割合15.15%  配分賞与額136,364円

スタッフD  ポイント合計 30点 配分割合 9.09%  配分賞与額81,818円

スタッフE  ポイント合計 30点   配分割合 9.09%  配分賞与額81,818円

スタッフ合計                        900,000円

となります。

 

まずは医院の収支から賞与割合を慎重に算出すること、そしてスタッフへ開示できる状況への準備を整えて、実行してください。

様々な注意点もありますので、検討される院長は一度会計事務所やコンサルタントと相談して進めることをお勧めします。

 

shika20181207

 



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