- OFFJT(=Off the Job Training)で心に植える (マインド教育)
- OJT(=On the Job Training)で技を磨く (スキル教育)
- 自己啓発で体に付ける (マスター)
1ステップでマインドを持ち、2ステップでスキルを身に付ければ、基本的なサービスや作業を行えるようになります。一応戦力化しますので、ひと段落となりますが、ここでスタッフの成長が止まるか、成長が続くかは院長次第です。
医院での仕事は、同じ場所で、ある程度一定のことを繰り返すため、このころからマンネリ化が始まり、能力発揮は下降線をたどりやすくなります。この流れを打開するには、院長が次のステップを提示しなければなりません。そのポイントは、スタッフの個性を活かすことです。
基本的なサービスや作業ができるようになれば、具体的に教えることはほとんどなくなります。ここからは、スタッフの長所を見出し、これから目指してほしい個人のスタッフ像を伝えるようにします。具体的な進め方は以下の流れを参考にして頂きたいです。
マニュアルプラスα
マニュアルを超えるサービス、行動をおこなうこと
例1.ここの患者さんのニーズに合わせた個別サービス
例2.より喜んでいただくために、知恵を絞ったアイデアサービス
改善意識
医院で行われているサービス・作業の目的を理解し、目的にあったサービスの向上や作業の効率化を常に考えること
例1. 待合での気配りや声掛け、更なるくつろぎの提案。
例2. 院内で行われている作業の流れの見直し。
例3. インカムの採用やより良い使用法の提案。
自己実現
個々のスタッフの夢を医院で実現できるようにすること
例1. 笑顔と元気な受け答えが自慢の受付になりたい。
例2. 患者さんのニーズを感じとり、ニーズに合ったカウンセリングができるコーディネーターになりたい。
例3. 定期的な予防管理によって、患者さんの自信のある笑顔をサポートできる衛生士になりたい。
そして、自己啓発をスタッフに促す最良の方法は、院長が見本となることです。医院のトップである院長が、高い目標をもって行動している姿はスタッフに最も影響を与えます。スタッフの成長に負けず、院長も成長することが、更なる医院の発展につながります。
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